閃光スクランブル

本日は「サヨナラにさよなら」発売日!こっちについてもいろいろ書きたいけど露出が終わってから書くことにしてw先に閃スクについて書いちゃうことにします。某読書サイトには書ききれなかったこととかぽつぽつと。久々のはてダ1発目がシゲごとだとは自分でも予想してなかったw

閃光スクランブル

閃光スクランブル

3時間とかからず読了。今回もあらすじを少し見たくらいで事前知識ゼロで読みました。しげのラジオ聴いたりしてるから完全にシャットアウトしきれていないだけど笑 前作は前半がゆっくり進んでいたけど、今回は最初から早いテンポで読み進められるものでした。途中出てくるカーチェイスの場面等スピードを感じさせるところを要所要所で作ることで物語に緩急ついてて読みやすかったです。ただピングレと違って伏線がっつり!ではなかったので、ちょっと肩すかし食らった気分にもなりましたが。
結局巧の眼がどうなったのか言及せずに終わるところはその後を想像する楽しみを残してくれていて良かった。あと、全部読んでから一章のタイトル見るとやられた〜って気持ちに。
装丁も凝っていて素敵。カバー取ると白地に銀で横断歩道が描かれ、表に「FLASHLIGHT SCRAMBLE」裏に「SHIGEAKI KATO」と刻印されて大人っぽい感じ。で、めくって一枚目、表の光を表すような黄緑のタイトル文字に対して裏側がツルツルの黒い紙で全く表側が透けないというのは出てくる主な登場人物に表と裏があることを上手く表現しているのかな、芸が細かい。


読み終わってからインタビューとか見たり曲聴いたりしたんですが、キャノンボールがこんなに聴きやすい曲だとは思わなかった。冷静に考えて時代に名を残すような方だから聴きにくいことなんてないんだけど。

こちらはピチカートファイブ。先生がお勧めしてた「東京は夜の7時」↓

最近ジャニ以外では音楽迷子になってたのでちょっとこっちに走ってみようか…笑


インタビューは今のところFREECELLを読んだくらいなんですが。確かに男性アイドルにしたらしげが見えて仕方がなかっただろうな〜w物語のトーンが全体的に暗い印象あるから悩んでるのかもと心配する人は確かに出そう。こういう声をキャッチして作品に昇華できるってすごい才能だと思います。
MORSEはAKBがやっぱりでてきちゃう。ミズミン卒業のくだりとか特に。あと写真を自分で現像する場面は何年か前にしてると言ってたのを思い出して最初からしげがちらついてちょっと邪魔!って思ってしまった←。なるべく他の本と同じようにまっさらな状態で楽しみたいし*1それが作家・加藤シゲアキにたいして私の中で一番しっくりくる向き合い方なので。
でも今回は少々意図的に?シゲの姿を見せていったことでシゲアキ先生をよく知らない人よりファンが楽しめる内容になっていると思います。*2やっぱり近くで応援するファンに読み切ってもらえないというのはつらかったのではと思います。シゲの姿がみえることでファンは確実に読みやすくなる。これは前作読み切れなかったファンの方でも読み切れる一つの要因じゃないかな。
正直ピングレの方が好きですが、前作と同じようなのきてもつまらないし、どんどんいろんな書き方をしてほしい。今から型決めたって面白くない!
他の作家さんの本はここまで書いた題材とか背景について知ることをせずに読むので、こうやって1札の本から新しい世界が開けていく感覚が毎回すごく新鮮で楽しい。

「僕は死ぬように生きていたくはない」
一日一日何か目的意識をもって取り組まなくてはいけない、と改めて感じました。
ぐーたらしている場合じゃない。笑

シゲのサブカル話楽しいのでもっとそういうサブカルに強い方々とお話しているところ見たい聴きたいと思う今日この頃。
次の作品も期待しています!

*1:実際無理な話なんですが

*2:ライブのシーンやさっき出た写真現像の話